しまなみ海道へ⑧費用のこと
今回かかった費用(最低限のもの)をざっくりとまとめました。
実際にはこれより前後したり、泊まるところによっては大きく変わると思うので参考程度に見ていただければと思います。
一人旅だったため、基本ドミトリー(相部屋)でした。
同じ場所で連泊する場合は割り引きがあったり、二人の場合は個室を借りて割り勘したり色々手段はあります。
また、レンタル自転車を利用する場合は一日の利用料金×日数+保証金が別で掛かってきます。
【宿泊】¥8,480
【交通費】¥7,140
- 青春18きっぷ(一日あたり) ¥2,380×3日分
青春18きっぷは5回分がひとセットで販売されています。
日付のスタンプを押すところが5つあるので、それぞれの欄に改札で押してもらうごとに一人、その日一日のJR電車(有料特急を除く)が乗り降り自由となります。
5人で1日使うも良し、2人で2日使って残り1枚を金券ショップで売るも良し、勿論1人で5日間使うも良し。
使用期間が決められているので、その間であればいつでも使用できます。
【飲食】およそ¥5,000
年末だったのでゲストハウスの鍋会に参加したり、他の一人旅の方達と夜ご飯を食べに行ったりしましたが、それ以外のところであまり使わなかったのもあってこのくらいでした。
但し長距離移動なので水分補給はケチらずすべし。
【その他】
万が一のこと(財布を無くした、トラブルで急遽帰らざるを得なくなった、急病)は幾らでも想定されるので、メインの財布とは別に分けて用意しておいて、どんなにカツカツでも最低¥10,000~15,000といくつかの小銭は入れておいた方が良いです。
諭吉さんが一人いればどこかしら泊まれますし、未開の地に放り出されてもとりあえずタクシーを呼んでライフラインの整った一番近い市街地の方へ行くこともでき、何よりそういう緊急事態に遭遇した時にある程度落ち着きをもって行動できます。
日本は安全なところではあるけれど、不慮の事故など何も起こらないとは言い切れません。
使わなかったならそのまま取っておけば良いので。
また、小銭は高額紙幣が使えない場合や公衆電話を利用する時に必要になります。
このご時世にそんなもの使う?と思うかもしれません。
これは私がやらかした経験なのですが、夜行バスに乗って目的地へ行った時、寝起きだからかぼんやりしており、そのまま座席にスマホを置きっぱなしにして降りてしまいました。
ハッと気付いた時にはバスは遥かかなた、見知らぬ土地で通信手段を絶たれて途方に暮れる羽目に。
幸い出発前に乗る便の詳細やバス会社の連絡先、目的地で用事を済ませる為に必要な地図や連絡先を手帳に入れて来ていたので、近くの公衆電話の場所を通りすがりの方に尋ねて事なきを得ました。
ただ、結局スマホを受け取れたのは大阪に帰ってきてからになってしまい、帰宅までの丸二日は一切手元で自由に情報を得る術が無かったので割と大変でした。
ということもあるので、念には念を入れて準備しておくにこしたことはないかと思います。
しまなみ海道へ⑦おまけ
しまなみ海道へ⑥四日目
【四日目】
善通寺
↓
大阪
この日は午後からバイトだったので、13時過ぎには大阪へ到着することを目標に日の出と共に駅を出発。
再び青春18きっぷで、自転車は輪行状態に。
少し乗り換え待ちで時間があったので、丸亀というところでうどんを食べたり何やかんや途中下車しながら岡山を経由して帰ってきました。
今回は費用を抑えつつ楽しめるように、宿泊のほとんどをゲストハウスにしています。
ゲストハウスについて詳しくは↓
http://guesthouse-hostel.com/4-features-and-readiness/
ドミトリー(相部屋)でも気にならない、色んなところから来た人と話せるのが楽しいという方なら大丈夫かと思います。
国内なので安全性や運営もきちんとしていますし、基本男女別で部屋割りをしているところがほとんどです。
中には少し価格帯が上がりますが個室のゲストハウスだったり、普通のホテル(ビジネス~観光向け)もありますのでご自身の条件に合ったところでゆっくり休めるお宿を探しましょう!
【補足】
しまなみ海道を渡るだけなら、しっかり漕げば1日、まったり漕いでも2日あれば余裕を持って走れます。
但しサイクリングロードは思っているより高低差があったり、天候の関係や途中の電車でのトラブル(人身事故で運休になったり)、自転車の不具合等々予期せぬことが起こるので、初めての自転車旅は必ず+1日くらい余裕のあるスケジュールで行くのが良いと思います。
それでは良い旅を!
しまなみ海道へ⑤三日目
大三島を発って、いよいよ四国側のゴール・今治へ。
伯方島と大島を渡りながら走ることおよそ4時間ちょっとで到着しました。
その日の内に大阪へ戻るには時間が足りなかったので、私の場合はここから電車で愛媛県の下灘というところへ寄り道してきました。
夕日がきれいに見える駅なので、日が沈むのを待って、そこから再び電車で移動。
翌日のお昼過ぎまでには大阪へ到着していないといけなかったので、今治を通り越して香川県・善通寺駅へ。
終電で行けるところまで行ってみたらここへたどり着いたので、ひとまず駅から1.3kmくらいのところにあるネットカフェへ向かい、シャワーを済ませて日の出まで過ごしました。
道中はたまにすれ違う車とはるか彼方に見えるコンビニの灯り以外本当に真っ暗でした。
何かで使うかな~と突っ込んできた懐中電灯がこんなところで役に立つとは。
ただ、夜中(善通寺駅に到着したのが0時過ぎ)にど田舎の暗闇を移動するのはよろしくないので、この辺りで一泊するのであればおすすめは今治駅前にある「シクロの家」というところです。
しまなみ海道を走る自転車の人向けにオープンしているゲストハウスなので楽しい&安全です。
☆この日の走行距離
およそ45km(電車移動除く)
☆お世話になった宿
ネットカフェ
しまなみ海道へ④二日目
倉敷のゲストハウスを発って、尾道へ。
向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島と続くしまなみ海道のちょうど四つ目のしまがこの日の目的地です。
サイクリングロード総距離およそ70kmの、ちょうど折り返し地点になるので距離的には適当なところ。
(この辺りはご自身の体力と要相談です!)
ちなみにこの日私はテンションがハイになっていたが故に、明け方の日の出前(AM5:00)に出発してお昼に尾道へ着き、
(道中日の出を見ました)
ご飯(尾道焼き)を済ませて少し観光してから夜まで大三島を目指して漕ぎっぱなしというスケジュールになりました。
景色も良いしとても楽しかったものの、普段の運動量が少ない上に観光しながら尾道の傾斜がきつい坂を歩き回ったので筋肉痛に見舞われました。
日程に余裕があればせっかくなので一日延ばして観光時間をしっかり取ると良いかもです。
☆この日の走行距離
およそ100km
☆お世話になった宿
大三島「OHANA」
http://ohanaguesthouse.net/
しまなみ海道へ③一日目
【一日目】
日程の都合上、出発点の岡山までは電車で行きました。
ちょうど時期が合っていたので青春18きっぷを使って、大阪駅から岡山駅まで乗り継ぐこと4時間くらい。
そこから倉敷駅まで自転車で15~20kmの距離を走って、1時間ちょっとで到着。
この日は観光がしたかったので、そのまま倉敷のゲストハウスで一泊しました。
☆この日の走行距離
およそ20km
☆お世話になった宿
倉敷「有鄰庵(ゆうりんあん)」
http://u-rin.com/
☆自転車は輪行状態にしておけば電車に持ち込みも可能です。
輪行について詳しくは
http://blog.worldcycle.co.jp/20130419/258/
に載っています。
ロードバイクならタイヤを外して、折り畳み式の自転車なら折り畳んで、それぞれ輪行用の袋にしっかり入れておけばOK。
但し輪行は一度タイヤを外すと慣れるまで組み立てるのがちょっと面倒なのと、折り畳みの場合はサイズが小さいので長距離を走るのが大変になります。
なので、しまなみ海道(広島県尾道市~愛媛県今治市)には途中で乗り捨てできるレンタル自転車もありますし、大阪から尾道までは電車→サイクリングで尾道から今治へ→今治から電車で大阪へ帰るというコースでも充分かと思います。
しまなみ海道へ②
【荷物について】
荷物については大きめの、肩がしっかりしたバックパックに全て詰めていきました。
四日分の荷物+飲み物などでおよそ15kg程度。(リュックの重量も含む)
パッキングについてはこちらの二つのサイトさんを参考にしました。
☆http://ur2.link/AIFJ
☆http://personaltrip.web.fc2.com/backpack001.html
(このサイトのバックパッキングの項目は必見。重さが大分変わります。)
私は宿で洗濯機をお借りする予定だったので、服は少なめにして圧縮袋に軽く空気を抜いて入れ、着終わった(帰宅するまで取り出さない)ものから順に完全に圧縮をしていきました。
タオルもかさばらないように、フェイスタオルのみ。バスタオルが必要な方は泊まるところによっては100円くらいでレンタルできたりするので下調べをする時にチェックすると良いと思います。
あとは細々したものと、脱ぎ着で調節できる防寒具。
緊急時の命綱でもあるスマホのモバイルバッテリーと充電コードは必須です。
(今回は2回フル充電できるもの×2と、スマホとバッテリーを同時充電できる二股のコードを持っていきました。)
また、おみやげについてはなるべく最後の方に買いましょう。
どうしてもその場でしか買えないもの以外は荷物を重くしないために帰りの道中などでまとめてしまった方が吉です。
道中、地図代わりにスマホのGoogleマップや経路案内を使用する場合、走行中に出して見ることはできないため、こういう↓
http://jitensha-hoken.jp/blog/2015/06/smartphone_holder/
自転車に取り付けるホルダーがあると便利です。自転車屋さんやヨドバシカメラの自転車コーナーにも置いています。
走行中はカーナビのように道案内の目的にのみ使用し、注視しすぎないように。
何か調べものをするときは安全なところで停止して操作すれば大丈夫です。